
1〜5話にかけて、二人の恋の行方を見守ってきました。
第5話の「指輪事件」で少し前進したかのように見えた二人の距離!
近づいたと思ったら遠くなる…この焦ったさがこの漫画の好きなところです
第5話の考察はこちらから
いつも冷静沈着で綺香からのアプローチを軽くかわし、
でも時々見せる独占欲やタメ口にドキッとさせられてしまう、
そんなギャップが花柳の魅力ですよね。
でも正直、花柳がデレを見せるのはほんの少し。一人になった時にぼそっと本音が漏れるくらいです。花柳の本心、そろそろ知りたい…!
この記事では第6話の見どころを【ネタバレなし】【ネタバレあり】に分けてご紹介します

【ネタバレあり】希望の方は
【読後の徹底考察】へ!
第6話あらすじ
2年前の夏、綺香が使用人として働いた日々を花柳視点で回想します。
指導係となった花柳はクールな態度で接しますが、その内面では…!?
そして話は花柳の二十歳の誕生日へ。
綺香からのプレゼントをきっかけに、ある夜の出来事によって花柳の気持ちが「形」となって溢れ出る…!

詳しい内容は、ぜひご自身の目で読んで体験していただきたいです!
花柳の魅力溢れる第6話の見どころ!
比較的ネタバレは少なめの内容となっています。
第6話では、多くの人が待ち望んだ「花柳の本心」が描かれる、物語の最重要ターニングポイントです。
初の花柳視点で語られる2年前の真実!
物語は、現在から2年前、夏休み限定で綺香が使用人として屋敷で働いたエピソードから始まります。
指導係を任された当時の花柳は、いつも通りの冷静な態度。
しかしこの回では、そんなクールな執事の心の中で渦巻く「葛藤」が
モノローグを通じて初めて丁寧に描かれます。
花柳の普段の冷たい態度に隠された「真意」とはなんだったのか?
まだ綺香すら知らない花柳の「内側」をのぞき見する感覚で読み進められます。
「もしも」が切ない…主従の距離
1ヶ月のバイト期間が終わり、いつもの日常に戻った後の花柳の切ないモノローグにも注目です。
二人が立場を超えて過ごした束の間の時間が、いかに花柳にとって大切なものだったか。
「もしも自分の立場が違っていたら」という、決して叶わない「if」の言葉に、
彼が抱える主従の壁の苦しさが滲みだします。
花柳の二十歳の誕生日
完璧な執事が理性を手放した夜、無意識に秘めていた想いが溢れます。
花柳の「無意識」が形にしたものに、きっと驚きと感動を覚えるはずです。
そしてまた1話から読み返したくなるでしょう。
読後の徹底考察
物語のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください
【モノローグに注目】花柳の心情を考察
「いつも間違えた気持ちになる」「返ってくるのが苦しい」
綺香のバイトの目的は、「花柳の誕生日プレゼントを買うため」
そのことを綺香からプレゼントを渡された時に花柳は気付きます。
当時の花柳は、すでに綺香のことが好きで、気持ちを押し殺していたことがモノローグから明確に読み取れます。
「言葉にしていいこと、行動にしていいこと、多分合っているはずなのに、いつも間違えた気持ちになる。優しくしたい、大事にしたい、思うだけで良いのに、返ってくるのが苦しいから。」
『おしえて執事くん』第6話より(©︎眞生みち/講談社)
この「苦しさ」とは、
「主人の笑顔が自分の恋心の苦しさの源になってしまう」と私は捉えました。
優しくして綺香が喜んでくれるほど、主従の壁と叶わない現実を痛感する。
だから冷たくあしらうくらいがちょうどいい。
こうして綺香への冷たい態度が出来上がっていたと考えると苦しい…。

それがわかると、普段の冷たい態度も見え方が変わりますよね
彼の切ない恋心が凝縮されたモノローグに胸が締め付けられます…。
「あまりこっち来んなよ」
夏休みが終わり、いつもの日常に戻った時、花柳の「渇望」と「理性」が戦っているようなモノローグは、読んでいて苦しさが伝わってきます。
「もしも俺が高校生だったら…」
「もしも貴方が使用人だったら…」
束の間、立場の壁を超えて一緒に仕事をしたことで、「もしも」の幻想を抱いては、すぐに理性を呼び起こす。
そんな自分との戦いを映し出しているこのモノローグが印象的でした。
「大丈夫、ちゃんと知ってる。高校生、大学生。ご令嬢、使用人。もしもなんて存在しないこと。だけど、だから、あまりこっち来んなよ」
『おしえて執事くん』第6話より(©︎眞生みち/講談社)
『あまり踏み込まないで。本気で求めてしまうから』という意味で私は解釈しました。

この「あまりこっち来んなよ」が
絵も相まってあまりにも切なかった…
酒に呑まれて暴走!花柳の「やらかし回」
花柳がお酒に弱いことが判明。それも乾杯後の記憶がなくなるレベル。
二十歳の誕生日に起きた一連の「やらかし」は、
理性が機能しない潜在意識が綺香への想いを形にしたものに他なりません。
この無意識の行動が、理性で隠し続けてきた綺香への深い想いを明らかにしました。
英語圏では、女の子が16歳になると「Sweet 16」と呼ばれる特別なお祝いをする文化があり、この年齢は「少女から大人の女性に変わる節目」とされていて、親や恋人、家族が指輪やネックレスなどを贈ることが多いんです。だから
「For Your Sweet 16」=“あなたの16歳を祝うために贈る指輪”
という意味なんですね。
行動の「やらかし」は上記だけですが、飲んでいる間がどんな様子だったのかは書かれていません。
ただ、乾杯のシーンをよく見ると、一緒に飲んでいた友達がスマホを花柳に向けていたので、もしかしたら動画を撮っているかも…!?
花柳のスマホは充電が切れていたので、連絡が取れるようになったら、どんな様子だったのか教えてくれる展開がくるかもしれませんね…!
第5話で呟いた「もっと早くやっときゃ良かった」の真意を考察
第6話の指輪の経緯から、花柳が無意識に16歳の綺香へのプレゼントとして買っていたことが判明しました。

この指輪は、おそらく
「第1話のドレスアップで花柳が小指につけ、パーティーで落としてしまい、第4話で伊純が薬指にはめ直した」
あの指輪だと思われます。その体で考察しました。
花柳の「もっと早くやっときゃ良かった…」という後悔の言葉は、以下を指している可能性が高いです。
綺香が「薬指につけて」と言ったあの瞬間に、指輪の真意を明かさず、素直に自分が薬指にはめてあげればよかった。
16歳の誕生日に、主従の立場を恐れず、勇気を出して指輪を渡しておけばよかった。
花柳は、指輪の真の意味(16歳の誕生日プレゼント)を綺香に知られないように「お礼です」と誤魔化したのではないでしょうか。
しかし、結果的に伊純に先に薬指にはめられる事態となり、「自分の気持ちを隠そうとしたこと」自体を激しく後悔している、という解釈が最も自然だと考えられます。




