【第11話】『頼くんとヨリを戻すわけには!』エモすぎる…!頼が初帆を好きになった理由

この記事では『頼くんとヨリを戻すわけには!』について

以下のことを書いています

あらすじと感想

まとめ・今後の展開予想

前回のあらすじ

映研合宿の上映発表で、頼くんたちの班はMVを作りました。それを見た初帆は昔を思い出して泣き出してしまいます。気まずいまま、会話なくお盆休みに入ってしまいますが、帰省しようと家を出たタイミングが重なってしまい…!?

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頼くんとヨリを戻すわけには!
©旗谷澄生

デザート/講談社

あらすじ・感想

偶然の夜行バス

帰省のタイミングが重なった初帆と頼は、夜行バスで隣同士の席になってしまいます。気まずい空気の中、冷房に凍える初帆に頼はさりげなく上着やネックピローを貸し出します。かつての合宿での一件を謝罪し合う二人でしたが、消灯後の暗闇の中で初帆は「嫌いになれないけれど、傷ついた過去も消えない」という複雑な胸中に揺れていました。

やはり王道展開。夜行バスの同じ時間で隣の席。

二人とも気まずい中でも、頼はちゃんと初帆のことを見ていて、気を回してくれます。

中学時代の記憶:初帆の視点

物語は二人の出会いである中学2年生の春へと遡ります。クラスのリーダー的存在で、誰の頼みも快く引き受ける完璧な頼。そんな彼が一人で居残って作業をする背中に寂しさを感じた初帆は、思わず手伝いを申し出ます。

「自分の選択が間違っていると思ったことはない」と自信満々に語る頼に、初帆は強烈に惹かれていきました。そして秋の体育大会、ダメ元で伝えた告白を頼が受け入れたことで二人は付き合い始めます。しかし当時の初帆は、彼がなぜ自分を選んだのかを知る由もなく、別れた後には「誰でもよかったのではないか」という疑念に苦しむことになったのでした。

中学時代の回想が入ります。

憧れの的だった頼に初帆が助けてもらったことが二人の初めての絡み。嬉しそうな初帆が乙女で可愛らしいです。

班の課題で一人居残る頼を、今度は自分が助けようと初帆が声をかけます。

頼の考え方は自分にはないもので、素直に「かっこいい」と伝える初帆。このことがきっかけで初帆は頼を好きになります。

体育大会の日にハチマキを交換した男女は付き合える」というジンクスに乗って初帆は告白。見事にOKをもらいますが、別れた後に頼の友達からの情報で頼に彼女ができたと聞き、「誰でもよかったんだ」と思ってしまいます。

この情報、誤情報だったことが再会してわかってますね!

完璧な少年の「初めての感情」:頼の視点

一方、当時の頼の視点も描かれます。何でも器用にこなせる自分を「世のため人のために使うべき」と考えていた頼にとって、能力に関係なく純粋に手を差し伸べてくれた初帆は特別な存在でした。

自分の言葉を「すごい」と肯定し、不器用ながらも一生懸命な彼女に、頼は無意識に惹かれていきます。いつもは考えるより先に体が動くはずの彼が、初帆の前では「どう思われるか」を気にして動けなくなっていました。体育大会での告白も、実は頼自身も「俺も(好きだ)」と思っていましたが、行動できなかった恥ずかしさからそれを口にできず、「じゃあ付き合う?」と余裕を装って答えていたのが真実でした。

頼サイド待ってました…!

どんな理由で好きになったのかが明らかになりました。

「自分ならできるから」行動する頼に対して、あまりできるとかできないとか考えていないけど、行動する初帆“そんな考え方もあったのか”という衝撃。いつの間にか初帆に惹かれていってたんですね。

でもちゃんと信念がある頼くんだって偉い。中学生の頃から自分をわかってるってなかなか大人。

初帆のために完璧な彼氏になろうって心に決めて、手を繋ぐのも甘えてみたりしたのも頼くんなりの頑張りだったんですね。

なのに受験に失敗してしまったから初帆に合わせる顔がないって自分の殻に閉じこもっちゃったのかな。そう考えたら悲しい…。

もっと伝えてればこんなことにならなかったのにって後悔して、それで今の「なんでも伝える」頼くんがいる。

なんだこの作品、エモすぎる…!!

まとめ・今後の展開予想

中学時代の頼くん、余裕たっぷりかと思いきや実は内心バクバクだったんですね……!

初帆が抱えていた「誰でもよかったのかも」という不安が、彼の視点によって切なく上書きされる回でした。

中学時代の二人の視点が明かされたことで、物語の解像度がぐっと上がりましたね!

特に、頼くんが「完璧な自分」を演じる裏で、実は初帆に振り回されていたという事実は、今後の展開に大きく響いてきそうです。

今後の展開をいくつか予想してみました。

頼くん

頼くんは中学時代、「自分の選択が間違っていると思ったことがない。間違ってないって思えば自分を好きでいられる」という考え方をしていました。

だけど初帆という人間性が刺激となり、その考えは揺らぐことになります。

そして別れてしまった今、初帆に対して「間違った選択」をしたのではないか、という後悔についてもっと真相が明らかになっていくのかなと思います。

初帆

初帆は「ヨリを戻すわけにはいかない」と理屈で自分を縛っていますが、中学時代の回想でもわかる通り、本来は「理屈抜きで動く」タイプです。

実家というリラックスした空間で、親との会話や昔の思い出の品を通じて、自分の「素直な気持ち」を再確認するかも。

これまでは「頼くんに翻弄される」側でしたが、逆に初帆が頼くんの「完璧な仮面」を剥がすような、鋭くも温かい言葉を投げかける展開が期待できます。

個人的な見どころ

特に第11話で、頼くんが「初帆といると自分がぐらぐら揺れる」と感じていたのがエモいポイントでした。

今後は、頼くんがその「揺れる自分」をカッコ悪いと思わずに受け入れられるか、そして初帆が「過去の傷」をどうやって「今の頼くん」と切り離して考えられるかが鍵になりそうです。

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